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2013年8月

忘れられた69年

先月の末
7月26日に
沼田町の恵比島という駅裏のお寺の納骨堂を調べて来ました

ご住職の要請により
無縁仏の中に
朝鮮人の犠牲者のご遺骨がなかろうか?
調べてほしい
とのことで

深川の多度志に集合し
3人で
恵比島へ
ここは留萌本線の
今は、無人駅になっていますが
ここから
留萌鉄道が
当時の雨竜炭田の
浅野炭鉱、昭和炭鉱に分岐していたそうです
それらの炭鉱は
ダムの中に沈んでしまいましたが

この駅と
向かい旅館に懐かしい風景が残されていたのです
何と
NHK連続ドラマ「すずらん」の
舞台となった
明日萌駅と駅長住宅に道路はさんでの旅館が
セットとして建てられて
今も残されています

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懐かし
だるまストーブが出迎えてくれます

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二つの駅名が書かれています
向かいの
旅館は
町営のカフェ
旅館の内部は
見学が出来ます

風情のある
旅館に足を踏み入れてみました
懐かしさが込みあげてきます

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この裏手にあるお寺
その納骨堂にある
引き取り手のない骨箱

古いのは
明治時代のもあった
その中に
1つの骨箱に書かれていた

名前が 俗名 山本一相
日本人に無い名前
昭和19年5月16日
享年39歳
法名 釈往相

住職の想いが通じた
瞬間だった

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働いていたのは
明治昭和炭鉱

このお寺は
浅野炭鉱の菩提寺だが
どうして
このお寺に持ち込まれたのか
火事で過去帳が焼失したとのこと

納骨堂だけが無事だったそうだ

隅々まで探して
この一体が
朝鮮半島出身者であった

本籍地も分かった
娘さんが居ることも

亡くなってから
もう直ぐ70年

お寺に残されていた
遺骨の身元が分かったのだ

長い時間の末に
日の目を見れるのだろうか

当の明治昭和炭鉱は
ダムの水の中

何と
この炭鉱
あの逃避行で
14年間山の中に
隠れて
当別の山で見つかった
劉 連仁さんが
過酷な労働で
逃げ出した
炭鉱である

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しかし
遺族の想いは
複雑であろう
この齢で
連れてこられたとしたら
一家の
大黒柱を失ったのだから

その後
遺族は
どんな想いで生きてきたのだろうか?

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